予算管理システムとは?おすすめの予算管理システム15選も紹介

「Excelを使った予算管理は、データの集計や見直し作業に時間を取られ、ファイルが複数発生し管理が煩雑になる」

このような課題から、予算管理システムの導入を検討する企業が増えています。ただ、予算管理システムはたくさんあるので、どれを選べばいいのか分からないとお悩みの人も多いでしょう。

この記事では、予算管理システムを導入するメリットや種類、選定時のポイントについて分かりやすく解説します。さらに、おすすめの予算管理システムも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

予算管理システムとは

予算管理システムは、予算の策定や編成、予実管理や分析などの予算にまつわる業務を効率的に行えるツールです。

従来、多くの企業ではExcelやスプレッドシートを用いて予算管理を行ってきました。しかし、Excelによる予算管理には、以下のような問題に直面します。

  • データの収集やチェックに工数がかかるためタイムリーな分析ができない
  • 計算ミスや関数の破損が生じやすくデータの信頼性に欠ける
  • 属人化により引き継ぎが困難
  • ファイルが複数存在し管理が煩雑化する

予算管理システムは、上記のようなExcelが抱える課題を解決するソフトウェアであり、予算データを効率的に集約・管理・分析することができます。

予算管理システムを導入するメリット

予算管理システムの導入により予算業務が効率化されることは、企業にとって大きなメリットがあります。

ここでは、具体的な4つのメリットを解説します。

メリット①:データ集計や分析にかかる負担が軽減する

予算管理システムは、データ集計や分析業務にかかる工数を大幅に削減します


Excelでの予算管理は、予算フォーマットの配布、回収状況の確認、未提出者への督促など、データ集計前の作業に時間がかかります。各部門から収集した複数のExcelデータを一つに集約する作業も、間違ったファイルを使用してしまったり、フォームを破損したりと、ミスが発生しやすい環境にあります。

予算管理システムを導入すれば、各部門のデータ収集を自動化でき、配布や回収にかかる工数が大幅に削減されますシステムでデータが一元管理されるため、部門ごとに登録された個別データも自動集計が可能です

さらにレポート機能を使えば、さまざまな切り口でデータを分かりやすく可視化できるため、分析にかかる負担も軽減できます。

メリット②:迅速な経営判断をしやすくなる

予算管理システムを使うと、入力データが即座に反映されるため作業スピードの加速が期待できます。

Excelでの予算管理は、データ入力や計算式の設定など、ほとんどが手動で行われるため、エラーやミスの発生リスクは避けられません。一方、予算管理システムは入力作業の工数が少なく、工数に比例して入力ミスも減少します。人為的ミスの減少でデータの信頼性が高まれば、分析の精度も上がります。

タイムリーかつ正確な予算管理は、迅速な経営判断の一助となるでしょう。

メリット③:業務が属人的になりにくい

Excelは豊富な機能で柔軟性に優れますが、個々人のスキルの差が生じやすいツールでもあります。

関数やVBAなど高度なスキルを使えば、業務の効率化が期待できます。反面、制作者の退職により、ツールがブラックボックスと化し、業務の停滞を招くリスクも生じます。

業務の属人化を防ぐためには、業務データを一元管理でき、分かりやすい操作性を持つ予算管理システムの導入が有効です。

特定の人員による属人化を防ぐことで、組織全体でのナレッジの共有が可能となります。

メリット④:セキュリティ対策になる

予算管理のデータは、重要な会社の数値であり資産です。これらのデータをメールでやり取りすると、誤送信やサイバー攻撃による情報漏洩につながりかねません。Excelによる予算管理は複数のファイルが社内間を行きかうため、さらに漏洩リスクが高まります。

予算管理システムを利用すれば、メールでのやり取りは不要になり、誤送信などのリスクを防ぐことができるでしょう。

クラウド型のシステムを利用すれば、システム提供元から常に最新のバージョンが提供されます。

予算管理システムの種類

予算管理システムは各製品ごとにさまざまな機能がありますが、どこに強みをおいているかという観点から、大きく3つのタイプに分けられます。

ここでは、3つのタイプ別にそれぞれの強みを解説します。製品選定の際、どの強みが自社の運用にマッチするか、ぜひ参考にしてください。

Excelの活用に強みがあるタイプ

Excelと連携することで、Excelの強みを活かしつつ、同時にExcel管理の問題点をカバーできる予算管理システムです。

Excelファイルから直接データをインポートできるものや、Excelフォーマットをそのままの形で入力UIとして登録できるものなど、Excelに慣れたユーザーはストレスなく操作できます。

従来のExcelでの予算管理から大幅に変えることなく導入できるので、業務変化に対する社内の抵抗感を最小限に抑えられるでしょう。

参考:Excelの活用に強みのある予算管理システム

一元管理や効率化に強みがあるタイプ

Excelによる既存の管理方法をガラリと変え、徹底的に効率化を推進したい企業におススメな予算管理システムです。

Excelが苦手な方でも直感的な操作ができるようにUIが設計されているので、担当者のITスキルに関係なくどんな人でも操作がしやすい仕様となっています。

参考:一元管理や効率化に強みがある予算管理システム

分析機能に強みがあるタイプ

分析力や経営計画の策定に強みをもつ経営管理システムに予算管理が内包されているタイプです。

会計システムや人事労務システムなど、別システムとの連携が容易で、社内に存在するさまざまなデータ資産を吸い上げて分析できます。

予算管理だけでなく経営全般の業務を同時に行いたい企業に適しています。

参考:分析機能に強みがある予算管理システム

予算管理システムはどう選ぶ?

予算管理システムを選ぶ際に、押さえておきたい選定ポイントは下記の5つです。

  • 自社の規模に見合うシステムか
  • Excelからの移行はスムーズにできるか
  • 各会計基準には対応しているか
  • 既存システムと連携できるか
  • 抱えている課題を解決できる機能があるか

5つの選定ポイントを詳しく解説します。

自社の規模に見合うシステムか

予算管理システムを選ぶ際には、自社の規模に見合うコストパフォーマンスの高いシステムを選ぶことが大切です。

大規模なデータや複雑な予算プロセスである大企業で、中小企業向けのシステムを選定してしまえば効果的な予算管理が難しくなるでしょう。反対に、組織編成が複雑でない中小企業で高機能のシステムを選定しても、使う必要性を感じないかもしれません。

システムの導入初期費用やカスタマイズ費用、さらにSaaS型サービスの場合の料金体系は、製品によってさまざまです。

複数社で見積もりを取り、自社の規模にマッチする費用対効果の高いものを選びましょう。

Excelからの移行はスムーズにできるか

予算管理システムの導入により、既存のExcelを活用するにしろ、しないにしろ、移行がスムーズに行えるかはその後の業務の進行具合に影響を与えます。

管理方法を、Excelからシステムへ変更するにあたってどのような方法を取るのかを確認しましょう。たとえば、Excelファイルから直接データをインポートできる機能が備わっていれば移行はスムーズです。

また、ショートカットキーなどExcelに近い操作性の製品や、ExcelにUIが酷似している製品であれば、管理方法の変更に対する担当者の心理的障壁を下げられるかもしれません。

各会計基準には対応しているか

自社で採用している会計基準に予算管理システムが対応しているかも重要な選定ポイントです。日本での会計基準は、以下の4つです。

  • 日本会計基準
  • 米国会計基準
  • IFRS(国際会計基準)
  • JMIS(J-IFRS)

自社で採用していない予算管理システムを選ぶと、予算の記載内容や計上方法が異なるため、予実分析に支障をきたします。選定時にはしっかりと確認しましょう。

将来的に上場を検討している企業の場合、「日本会計基準」「米国会計基準」「IFRS(国際会計基準)」などに対応可能かどうかをチェックしましょう。

既存システムと連携できるか

予算管理システムを選ぶ際には、既に導入している会計システムや業務システムとの連携を考慮しましょう。

API連携に対応したシステムを選ぶことで、システム連携が容易になり、大量のデータを自動的に予算管理システムへインポートできます。

会計データを元に予算を作成することが一般的ですが、実効性の高い予算編成のためには部門別会計・管理会計の視点が重要です。

とくに、共通費の配賦などを行う際、原価計算システム、販売管理システム、給与計算システムなどの業務システムとスムーズな連携を取ることで、予算編成の効率が向上します。

連携できるシステムの種類が豊富かどうかは、重要な選定ポイントです。

抱えている課題を解決できる機能があるか

予算管理システムを導入するにあたっては、導入目的を明確化しておくことが重要です

抱えている課題によって必要な機能は異なります。製品によって備える機能もさまざまです。導入前に自社の解決したい課題を明確化し、必要な機能を整理することで導入後のミスマッチを防ぎ、満足度の高いシステム運用が可能となるでしょう。

また、業種や企業課題にあわせてKPI(業績重要評価指標)の設定ができるかどうかも重要な選定ポイントです。業務改善の指標設定が予算管理の成否に影響します。

新規プロジェクトの予算策定を行う企業や、複雑な原価計算が発生する企業では、必要性が高いです。

KPIを設定するにあたっては、カスタマイズの自由度や、モニタリングの精度も確認するとよいでしょう。

おすすめの予算管理システム15選

①BizForecast

BizForecastの画像です

出典:BizForecast公式サイト

BizForecastは、”脱Excel”ではなく”活Excel”をコンセプトに、Excelを最大限に活用しつつ、Excelの課題点をカバーするシステムです。

Excelでの予算フォーマットをそのまま入力画面として使用しながら、高速なデータ収集を実現します。

既存業務のベースを変えずに予算管理を行いたい企業に最適で、Excel管理のデメリットである情報共有と保全の脆弱性を解消します。

BizForecastの画面及びレポートはExcelでのデザイン・関数式・グラフなどをそのまま保持して取り込み可能です。予算編成シートはExcelでデザインできます。

全ての機能画面およびレポーティングパッケージが多言語・多通貨に対応しているので、海外拠点からの情報入力・集計も可能です。

価格要お問い合わせ
タイプクラウド / SaaS / パッケージソフト / サービス
URL公式サイト

②Loglass

出典:Loglass公式サイト

「Loglass」は、意思決定に必要な情報を全て一元管理できる経営管理クラウドサービスです。

東京証券取引所上場企業をはじめ、国内の多くの企業に導入されており、経営企画に精通したプロフェッショナルチームが導入をサポートしています。

履歴管理機能が特徴で、「タイムマシン機能」は各部門から提出されたデータの変更点の可視化ができます。いつ・どこでミスが発生したかが一目瞭然です

また、財務シートの気になる箇所へのお問い合わせは、「コメント機能」で行えます。Loglass上でコメントのやり取りができ、履歴が保管されます。無駄なコミュニケーションコストの削減により、業務の効率化が図れます

価格要お問い合わせ
タイプクラウド/SaaS
URL公式サイト

③iFUSION

iFUSIONの画像です

出典:iFUSION公式サイト

iFUSIONは、Excelの配布、回収、集計に強みを持つシステムです。

開発当初から「予算管理システム」ではなく「Excel運用サポートシステム」とうたっていることから、広範囲にExcelを配布、回収、集計する業務であれば予算管理に限らず柔軟に使用できます。報告書の集約や管理、広く情報資産の管理に利用する導入事例もあります。

大きな特徴は、UIがExcelそのものというところ。Excelユーザーであれば特別な知識不要で、使い方をマスターする必要もなく、すぐに利用が可能です。

連結決算システムの開発会社でもあることから、権限設定が細かくできるのが強みです。

価格要お問い合わせ
タイプオンプレミス/クラウド/パッケージソフト/SaaS
URL公式サイト

④集計名人アタボー5

アタボー5の画像です

出典:集計名人アタボー5公式サイト

Excelの配布・収集・集計業務を効率化する、Excel帳票管理・連携ツールです。

Excelファイルを利用してノンプログラミングかつ短期間で柔軟にシステム構築ができます。

また、既存のExcelをテンプレートとして登録するだけで、データの一元管理が実現できるので、予算管理や予実管理をはじめ、Excelを使ったさまざまな業務に応用できます。経営者・管理者向けのレポートも素早く作成できます。

「タスク管理機能」により、管理者はメンバーの作業進捗状況の確認が可能です。個々の作業の進捗状況を把握して自動通知もできるので、タスクの遅延防止効果が見込めます

価格ライト:45,000円/月(初回ご契約時に限り最大2か月無料)スタンダード:170,000円/月エンタープライズ:300,000円/月
タイプクラウド/SaaS
URL公式サイト

⑤Sactona

出典:Sactona公式サイト

Sactona(サクトナ)は、販売計画、予算管理、プロジェクト管理など多岐にわたる経営管理業務に適用できるパッケージソフトウェアシステムです。

予算編成、予算管理、見込管理、事業計画、実績管理などの管理会計・経営管理業務をサポートし、全社レベルの連結経営管理と各部門の機能別管理を一つのシステムで統合し、相互連携します。

UIは入力ユーザー、管理部門ユーザー、システム部門ユーザーごとに最適化されており、使いやすく効率的な経営管理システムとして利用されています。

データの取り込みからレポート出力までをワンクリックで実行可能です。外貨換算、単純合算、連結消去データの作成や共通費の配賦など、さまざまな処理を​​自動化できます。

Excelの柔軟性と操作感を重視した自由なレイアウトも可能です。

価格要お問い合わせ
タイプクラウド / オンプレミス
URL公式サイト

⑥Diva System FBX

DIVAの画像です

出典:Diva System FBX公式サイト

Diva System FBXは、グループ経営管理業務に必要なデータ収集とレポーティングが行えるWebベースのアプリケーションです。子会社や各事業部からの情報収集・集計など、メールやExcelを用いて行っている予算管理業務を効率化します。

集計やエラーチェックなど、Excel作業の手作業が多い部分を自動化できます。使い慣れた予算フォーマットはDivaSystem FBX上にWeb画面として再現可能です。

財務情報とあわせて人事情報やリスク管理情報などの非財務情報を一元管理でき、データ集計、履歴管理、進捗管理、権限管理など便利な機能も充実しています。

管理部門だけでなく、報告対象の現場部門の業務負荷も大幅に軽減できます。手作業の自動化とExcelの活用可能性により、効率的な予算管理とレポーティングを実現し、グループ経営の管理をサポートします。

価格要お問い合わせ
タイプオンプレミス / クラウド
URL公式サイト

⑦Manageboard


出典:Manageboard公式サイト

Manageboardの特徴は、豊富な分析機能を備えていることです。さまざまな会計ソフトと連携可能で、ワンクリックで簡単に連携できます。自動でマスタ登録も可能で、追加や削除も容易に行えます。

部門別の業績管理や着地予測も数分で作成でき、全社のKPIに基づいた予算作成が可能です。さらに、KPIと予算が連携しており、データに基づいたKPI管理ができます。PL予算を作成すると、キャッシュフローやBSにも数値が反映され、財務三表が連動した形で予算作成ができます。

閲覧・入力などの権限調整や、勘定科目、部門、タグ単位の設定に柔軟性があるため、自由に設定が可能です。

複雑なExcelシートは不要で、メンバーがいつでもクラウド上で予算管理やレポートを確認でき、チーム間のスムーズな情報共有が実現します。

価格要お問い合わせ
タイプクラウド / SaaS
URL公式サイト

⑧DIGGLE

出典:DIGGLE公式サイト

DIGGLEは、シンプルで使いやすいUIとUXが特徴の予算管理システムです。

WebのUI上に直接予算を入力することが可能です。Excelやスプレッドシートによるデータのインポート・エクスポートにも対応しています。

導入後のサポート体制も充実しているのも特徴です。カスタマーサクセスは、予実管理の経験が豊富なエキスパートが担当しています。

カスタマーサクセスからのフィードバックを取り入れ、実務に直結した機能開発が強みです。

たとえば予算IDという機能で、勘定科目よりも細かい粒度で予実を管理することが可能です。IDを利用すれば、稟議と予算を紐付けられ、稟議申請の予算確保状況を調べることができます。

価格要お問い合わせ
タイプクラウド/SaaS
URL公式サイト

⑨bixid

出典:bixid公式サイト

bixidは、経営報告をビジュアルで表現し、現状分析から経営課題の解像度を高め、経営判断の「次の一手」を加速させる中小企業向けの経営支援クラウドサービスです。

会計ソフトのデータを活用し、経営状況の可視化、月次レポートの作成、キャッシュフローの把握、資金繰り対策など、予算管理だけでなく、経営全般をサポートします。

bixidの特徴は、数字の見方を分かりやすく解説してくれるアシストロボット「bi-bo(ビーボ)」を活用しているところです。経営状況の詳細な分析・サポートを行ってくれます。

同業他社との比較から、自社の強み・弱みを分析し、さらに現在から5年後のお金の残高や借入の動きなどを予測するシミュレーション機能も備えています。

価格フリー:0円/月
ライト:600円/月シミュレーション:4,900円/月プランニング:9,800円/月
タイプクラウド/SaaS
URL公式サイト

⑩Workday Adaptive Planning

出典:Workday Adaptive Planning公式サイト

Workday Adaptive Planningは「予算管理のオートメーション化」を推進し、数値分析や戦略立案などの生産性向上に注力した予算編成と収益予測ソフトウェアです。

さまざまなシステムとのデータ連携に強みを持ち、グラフ機能、BI機能も搭載しているため、集約されたデータの可視化が容易に行えます。

また、シンプルで分かりやすいUIにより、直感的に操作でき、担当者のスキルに依存しません。シンプルでありながら機能拡張が豊富で、運用面の全般を自社で構築できる柔軟性も併せ持ちます。

GoogleやMicrosoftなど、アメリカのトップ企業に導入され、2022年に顧客評価で全米1位を*1を獲得しています。

価格要お問い合わせ
タイプSaaS/クラウド/ASP
URL公式サイト

*1 参考:PR TIMES 予算管理クラウドシステムの顧客評価で2022年に表彰

⑪BzPLAN 予算実績管理システム

出典:BzPLAN 予算実績管理システム公式サイト

BzPLANは、「未来会計」のコンセプトを取り入れたPDCAソリューションパッケージです。

予算・見通し・予実の3つのフェーズを、販売・人員・投資・変動費・固定費の5つの切り口で管理、運用することができるのが強みです。

また、150種類の業務テンプレートが搭載され、簡単なマスター設定だけで、各種の帳票作成などの業務機能が利用できます。

予算はバージョン管理を行えるので、複数のシミュレーションを作成できます。全ての画面がExcelやPDFで出力でき、二次加工を行うことが可能です。

価格要お問い合わせ
タイプパッケージソフト
URL公式サイト

⑫STRAVIS

出典:STRAVIS公式サイト

STRAVISは、連結会計、管理会計、グループ経営データの収集基盤として、さまざまな業務を効率化するグループ経営管理システムで、主に大企業向けのシステムです。

情報を「収集する」「集計する」「加工する」ことが得意で、単体企業の部門別予算や、連結ベースの製品別損益管理など、細かいデータを利用した経営管理が可能です。

サポート体制も充実しており、30分以内の回答率が80%を超え、日々の運用を支援してくれます。

今後は、連結会計業務だけでなく、単体(個社)領域での活用方法を拡大していく予定で、さらなる機能強化が期待されます。

価格要お問い合わせ
タイプオンプレミス/クラウド/パッケージソフト
URL公式サイト

⑬fusion_place

出典:fusion_place公式サイト

fusion_placeは、堅牢な基幹系システムとエンドユーザー向けの情報系システムを組み合わせ、新しいシステム概念「情報系基幹システム」をコンセプトに掲げる経営管理システムです。

基幹系/情報系という二軸では解決できない課題に対応するべく、一定の堅牢さを保ちながらユーザー主導でシステムを成長させる自由度を追求しています

独自の高速多次元データベースで、経営管理に必要な数値データや非数値データを一元管理し、リアルタイムでデータを更新可能。スピード感のある意思決定を手助けします。

価格クラウド型ワークグループ:年間利用料1,200,000円~エンタープライズ:年間利用料1,440,000円~エンタープライズノンストップ:年間利用料2,760,000円 エクストリーム:年間利用料4,680,000円~
オンプレミス型スタンダード:年間利用料0円(一部使用できない機能あり)ワークグループ:年間利用料600,000円~エンタープライズ:年間利用料840,000円~
タイプクラウド/オンプレミス
URL公式サイト

⑭プロカン

出典:プロカン公式サイト

プロカンは、案件やプロジェクトごとの収支管理に特化したクラウド型基幹業務システムです。

広告・Web業界、各種制作会社、コンサルティング業界など、案件(プロジェクト)ごとに売上原価が変動する業界で、細かな収支管理を必要とする企業をメインターゲットとしています。

見やすく、使いやすいUIで、複雑かつ手間のかかる案件収支管理も、直感的な操作でスムーズに行えます。

案件ごとの各種データを集約し、見やすいダッシュボードで月次収支を明確化します。シンプルな料金プランでリーズナブルに導入できるのも強みです。

価格スタンダードプラン(アカウント数:5人~)導入アカウント費:1アカウントあたり25,000円月額利用料:1アカウントあたり4,000円プロ(アカウント数:5人~)導入アカウント費:1アカウントあたり25,000円月額利用料:1アカウントあたり4,500円
タイプクラウド/SaaS/ASP
URL公式サイト

⑮board

出典:board公式サイト

boardは、バックオフィス業務をトータルで支援する業務システムです。中小企業を中心に、導入企業4,600社以上、有料継続率99%以上という実績を持ちます。

見積書・請求書などの帳票発行の効率化はもちろん、営業管理・支払管理・売り上げ見込の把握・キャッシュフロー予測など、中小企業や個人事業主の経営の一元管理・業務効率化ができるのが強みです。

案件を起点とした管理ができるため、案件単位での損益確認が可能です。また、見積もりや受注など更新の都度、集計に反映されるため、いつでも最新の見込み数値が把握できます。

価格Personal(個人利用):980円/月Basic(法人、個人):1,980円/月Standard(法人、個人):3,980円/月Premium(法人、個人):5,980円/月
タイプクラウド/SaaS
URL公式サイト

CPAラーニングなら簿記講座や実務講座など800本以上の講義が無料で見放題

経理業務は全体像がわかればもっと効率的に!

経理の仕事は、伝票起票や経費精算など細かな日次業務が多く、全体像を見失いがちです。

その結果「何のためにこの業務をしているんだろう」とモチベーションの低下に繋がることもあります。

そのため、経理の仕事は特に、常に全体像を捉えながら進めていかなければなりません。

イメージとしては日々の仕事を「」ではなく「」として捉えること。

毎日の仕訳にしても、何となく取引金額を入力するのではなく、自社や取引先の財政状態や経営成績を念頭に置いたうえで入力することが大切です。

こうすることで、自社が取引先・借入先に対して、適切に支払いができるのか、あるいは取引先・貸付先から適切に入金が行われるのかを、仕訳と同時に予測できます。

極端な例ですが、こうした「意識的」な仕訳を繰り返すことで、会社の経営状況が見えてきて、黒字倒産を未然に防ぐといったことも。

また、全体像を把握できていると、業務の優先順位を自ずとつけられるようになるので、仕事のスピードがぐっとあがっていきます。

簿記の学習などで体系的に経理の知識を身につけていくと、少しずつですが、確実に経理の全体像がつかめるようになってきます。

CPAラーニングで経理の「基本」から「応用」まで丸わかり!

CPAラーニングでは、無料で『簿記講座』や『実務講座』を受講することができます。

実務講座』と一言で言っても、経理実務やインボイス制度を含んだ税務実務財務実務M&A実務人事労務管理Excel講座など多くの講座が存在します。

多くの業界で役に立つようなコンテンツとなっているため、学生から社会人の男女といった幅広い人材に利用されています。

なぜCPAラーニングで実務の「基本」から「応用」まで理解できるのか

実務のプロセスを「理解」する

CPAラーニングの講義では、受講者のみなさまが実務の要点を暗記するのではなく、理解できるように心がけています。

なぜなら、実務の要点を丸暗記するのではなく正しく理解することで、CPAラーニングの講義を通して学んだことを、自らの業務にも落とし込むことができるからです。

経理実務講座を例に挙げると、日次業務、月次業務、年次業務の流れをただ説明するだけではありません。

その業務をなぜそのタイミングで行うのか、その業務によってどの様な影響が会社にもたらされるのかという点についての説明に重きを置いています。

講師が公認会計士またはプロの実務家

CPAラーニングの講義は、公認会計士プロの実務家などが担当しています。

公認会計士には、大手公認会計士資格スクール(CPA会計学院)の講師も含まれており、解説のわかりやすさには、定評があります。

また、プロの実務家の講師は、業界の最前線で活躍してきた方々なので、具体的な業務に結びつけた解説が「理解」の手助けとなります。

スキマ時間に勉強しやすい

CPAラーニングなら、お手持ちのスマートフォンやタブレットで学習が完結します。

最近リリースされた公式アプリでは、講義動画のダウンロード・オフライン再生が実装されました。

これにより、いつもの通勤・通学時間を活用して、効率的に学習を進めることができます。

CPAラーニングが完全無料で利用できる理由

CPAラーニングは、「日本の会計リテラシーを底上げしたい」という思いから始まったサービスです。

より多くの方にご利用いただきたく無料でご提供しております。

そのため、CPAラーニングのすべてのコンテンツ(講義の視聴、テキスト・レジュメのダウンロード、模擬試験など)が完全無料で利用できます。

登録受講者数は40万人を突破

CPAラーニングの登録受講者数は40万人を突破しました。

「CPAラーニングを使って簿記に合格しました!!」という喜びの声をX(旧Twitter)で日々頂いています。

CPAラーニングの実務講座を受講した方の声

メールアドレス登録だけで全コンテンツが利用可能

CPAラーニングは、メールアドレス登録だけで、全てのコンテンツをすぐに利用することができます。

課金や、機能制限などはございません。

「経理の基本からおさらいしたい」「決算業務を効率的に進めたい」とお考えの方はCPAラーニングをぜひご利用ください。

CPAラーニング 公式サイト

このコラムを読んでいるあなたにおすすめのコース

→簿記を学習したい方

経理実務を学習したい方

まとめ

この記事では、予算管理システムを導入するメリットや種類、選定時のポイントを分かりやすく解説しました。さらに、おすすめの予算管理システム15選の特徴を紹介しました。

予算管理は企業の未来に大きな影響を与える重要な業務です。予算管理の数値は、企業の未来指標でもあり、向かう方向でもあります。そのような重要な数値であるにもかかわらず、ファイル回収やエラーチェックに追われ、現場も管理部門も疲弊してしまっては本末転倒です。

自社にマッチする予算管理システムの導入によって、非効率な業務工数を削減し、未来予測の精度を上げることは、企業にとって大きなメリットをもたらすでしょう。

本記事が、自社の課題解決に最適な予算管理システムを選定する一助となれば幸いです。

この記事を書いた人

CPAラーニング編集部

ライターCPAラーニング編集部

ライターCPAラーニング編集部

簿記・会計をこよなく愛するCPAラーニングコラムの編集部です。簿記検定に合格するためのポイントや経理・会計の実務的なコラムまで皆様に役立つ情報を提供していきます。

この記事を監修した人

葛西一成

監修者葛西一成

監修者葛西一成

元上場企業の経理部長。プライム・グロース上場企業2社で経理部長を経験した後、独立開業。現在は、複数業界の上場企業での経理実務経験に基づき、経理パーソンのキャリアサポートや決算業務フォロー等に従事。Twitterでは「経理部IS」として経理の仕事情報を発信中。

この記事に関連するタグ

関連記事

   無料で簿記・経理の講義を視聴する