【経理初心者】経理に必要なスキルと勉強法を解説

経理に必要なスキルの画像です

はじめに

‍はじめまして。

上場企業経理部長の経理部IS(Twitterアカウント)と申します。
今回よりCPAラーニングにてコラムを寄稿していきます。宜しくお願いします。

早速ですが、初めて経理の仕事に携わる方はこんな不安があるのではないでしょうか。
・経理の仕事に必要なスキルって何かな?
・経理の仕事をするために何か勉強しておいた方がいいかな?

今回は、初めて経理の仕事をする方のこうした不安に答えるため、「経理に必要なスキル」「勉強法」について解説します。
新入社員で経理に配属となった方や、異動で初めて経理を担当することになった経理初心者の方は、ぜひ参考にしてください。

経理に必要なスキル

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初めて経理の仕事をする方にとって、経理ではどのようなスキルが必要になるのか気になると思います。
もちろんスキルはあればあるほど良いですが、経理では次の2つのスキルが必要です。

①簿記の知識
②表計算ソフト(Excel操作)

経理の仕事で最初にやることは、日々の伝票処理やデータ入力・集計をすることです。
この作業を行うには、
・「仕訳」や「経理の専門用語」の知識
・表計算ソフトを利用したデータ入力や集計操作の理解
が必要となります。

では、これらのスキルを身につけるには、具体的にどうすればよいのでしょうか。
ここからは、経理に必要なスキルをどのように身につけていけばよいか、詳しく解説していきます。

まずは簿記の勉強を始める

経理の仕事では、日々会社で発生する取引を会計システムに入力します。
具体的には、会計システムに「仕訳」を入力する必要があります。そして、この仕訳入力こそが経理の基本の仕事となります。

では、この「仕訳」を理解するにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、簿記の勉強をすることです。
簿記の勉強では、会社で発生する取引を「仕訳」として計上する方法が学べます。
さらに、経理の仕事で使われる専門用語を覚えることができます。

「仕訳」と「経理の専門用語」は、どちらも経理の仕事で必要な知識なので、簿記の勉強を通じて、この2つの知識を身につけましょう。

簿記の勉強をしたらどうなる?

簿記の勉強結果の画像です

経理の仕事に慣れるまでには、それなりに時間がかかりますが、同時に簿記の勉強をすることで、次のようなメリットを得ることができます。

・仕事の覚えが、格段に速くなる
・よく分からなかった経理の仕事が、どんどん理解できるようになる
・そして、早く仕事で活躍できるようになる

そして、
・経理の専門用語(勘定科目、借方、貸方)が分かり、「仕訳」を理解できる
・「仕訳」が分かることで、伝票処理ができる
これらができるようになり、経理の仕事の理解が早まります。

簿記を勉強して、今まで分からなかった経理の仕事が理解できると、「経理の仕事自体が楽しくなる」といった実感も得られるようになってきます。
まずは、簿記の勉強を始めましょう!

簿記の勉強方法

簿記の勉強方法の画像です

初めて経理に携わる方は、まず、簿記の基本を学べる日商簿記3級を勉強することをおすすめします。

日商簿記3級の資格は、知名度が高く、簿記を基礎から学べるため、経理に携わる方の多くが資格取得を目指しています。

この資格があれば、簿記の知識があることを証明できることや転職で有利になるので、積極的に簿記の資格を取得しましょう。

日商簿記3級を取得するには、具体的にどのような勉強をすればよいのか?疑問に思う方もいるでしょう。

簿記の勉強方法について、次の2つが考えられます。

  • テキストと問題集を購入して、独学で勉強する
  • スクールに通うかWebで、講座を受講する


最初に簿記の勉強を始める場合、テキストと問題集を購入して独学で勉強するのが一般的です。
しかし、簿記は専門用語が多くテキストを読むだけでは難しいため、実際に専門講師に教えてもらうことをおすすめします。

例えば、CPAラーニングでは無料で日商簿記3級を専門講師が動画で教えてくれます。

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こうしたWeb講座を利用して効率よく簿記の勉強をすれば、経理の仕事にも役に立ちます。

ぜひ、Web講座で簿記の勉強を始めてみましょう。

Excel操作を覚える

経理の仕事では、さまざまな場面で表計算ソフト「Excel」が使われます。

「Excelを使えないと、仕事が進まない」と言っても過言ではない程、Excelを使う必要があります。

例えば、
・売上のデータをExcelで集計する
・経費を種類ごとに集計し分析する
・決算データをExcelで加工して報告資料を作成する
など、Excelを使ってデータを集計、加工、分析するといった作業が行われます。

また、経理に携わると、「このExcelファイルに、経費データ入力してください」といった仕事を依頼されることもあります。
この時、Excelが使えないと仕事が進まず苦労します。

このように、経理の仕事では、数値の集計や分析をする、データを加工して資料を作成するといった作業が頻繁に行われるため、Excelを操作できるようにしておかなければなりません。

Excel操作の勉強法

エクセルの勉強法の画像です

Excelの操作は、自分で勉強するのが基本です。
一部の会社では新入社員研修の際、Excel操作を教えてくれるところもありますが、仕事で使えるようになるには、やはり自分から率先して操作方法を勉強しなければなりません。

では、Excel操作をどのように向上させればよいのでしょうか。
効果的な方法の1つとして、Excelの資格であるMOS(=マイクロソフトオフィススペシャリスト)の取得を目指すことが挙げられます。
このMOSという資格は、ExcelやWordなどのマイクロソフトオフィス製品が使えることを証明するものです。
「資格を取得する」という目標を掲げれば、勉強を始めやすいと思いますので、MOSの取得を通じてExcel操作を勉強してみましょう。

また最近では、無料でExcel操作を学べる動画配信サービスも増えてきました。
実際のExcel操作を動画で視聴しながら勉強でき、理解しやすいというメリットがあります。
そのため、動画サービスを活用してExcelの操作方法を勉強することもおすすめです。

CPAラーニングなら簿記講座や実務講座など800本以上の講義が無料で見放題

経理業務は全体像がわかればもっと効率的に!

経理の仕事は、伝票起票や経費精算など細かな日次業務が多く、全体像を見失いがちです。

その結果「何のためにこの業務をしているんだろう」とモチベーションの低下に繋がることもあります。

そのため、経理の仕事は特に、常に全体像を捉えながら進めていかなければなりません。

イメージとしては日々の仕事を「」ではなく「」として捉えること。

毎日の仕訳にしても、何となく取引金額を入力するのではなく、自社や取引先の財政状態や経営成績を念頭に置いたうえで入力することが大切です。

こうすることで、自社が取引先・借入先に対して、適切に支払いができるのか、あるいは取引先・貸付先から適切に入金が行われるのかを、仕訳と同時に予測できます。

極端な例ですが、こうした「意識的」な仕訳を繰り返すことで、会社の経営状況が見えてきて、黒字倒産を未然に防ぐといったことも。

また、全体像を把握できていると、業務の優先順位を自ずとつけられるようになるので、仕事のスピードがぐっとあがっていきます。

簿記の学習などで体系的に経理の知識を身につけていくと、少しずつですが、確実に経理の全体像がつかめるようになってきます。

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CPAラーニングでは、無料で『簿記講座』や『実務講座』を受講することができます。

実務講座』と一言で言っても、経理実務やインボイス制度を含んだ税務実務財務実務M&A実務人事労務管理Excel講座など多くの講座が存在します。

多くの業界で役に立つようなコンテンツとなっているため、学生から社会人の男女といった幅広い人材に利用されています。

なぜCPAラーニングで実務の「基本」から「応用」まで理解できるのか

実務のプロセスを「理解」する

CPAラーニングの講義では、受講者のみなさまが実務の要点を暗記するのではなく、理解できるように心がけています。

なぜなら、実務の要点を丸暗記するのではなく正しく理解することで、CPAラーニングの講義を通して学んだことを、自らの業務にも落とし込むことができるからです。

経理実務講座を例に挙げると、日次業務、月次業務、年次業務の流れをただ説明するだけではありません。

その業務をなぜそのタイミングで行うのか、その業務によってどの様な影響が会社にもたらされるのかという点についての説明に重きを置いています。

講師が公認会計士またはプロの実務家

CPAラーニングの講義は、公認会計士プロの実務家などが担当しています。

公認会計士には、大手公認会計士資格スクール(CPA会計学院)の講師も含まれており、解説のわかりやすさには、定評があります。

また、プロの実務家の講師は、業界の最前線で活躍してきた方々なので、具体的な業務に結びつけた解説が「理解」の手助けとなります。

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まとめ

‍今回、初めて経理の仕事をする方に向けて、「経理に必要なスキル」と「勉強法」について解説しました。
経理の仕事で必要となるスキルはさまざまありますが、その中でも次の2つは、最初に身につけておきたいスキルです。

①簿記の知識
②表計算ソフト(Excel操作)


2つのスキルを身につけるため、今回ご紹介した勉強方法も参考にしてもらえたらと思います。
特に簿記の勉強は、CPAラーニングで提供している無料講座が役に立ちますので、こちらを利用してみましょう。

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数十年に渡り、上場企業とその子会社で経理業務に従事している現役経理マン。転職6回・複数の上場企業での中途採用経験を活かし、経理の転職エージェントを紹介するサイトも運営中。

経理に必要なスキルに関してよくある質問

経理に必要なスキルは何ですか?

経理に必要なスキルは①簿記の知識 ②表計算ソフト(Excel操作)の2つです。

経理の仕事で最初にやることは、日々の伝票処理やデータ入力・集計をすることです。この作業を行うには、「仕訳」や「経理の専門用語」の知識や表計算ソフトを利用したデータ入力や集計操作の理解が必要となります。

簿記の知識によってどのようなスキルが身につきますか?

簿記の勉強をすることで経理の専門用語(勘定科目、借方、貸方)が分かり、「仕訳」を理解でき、伝票処理ができるようになります。

どうしたらExcel操作が身につきますか?

効果的な方法の1つとして、Excelの資格であるMOS(=マイクロソフトオフィススペシャリスト)の取得を目指すことが挙げられます。MOSという資格は、ExcelやWordなどのマイクロソフトオフィス製品が使えることを証明するものです。

この記事を書いた人

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ライター経理部IS

上場企業の現役経理部長/大企業~ベンチャーまでの上場経理を経験/経理の転職6回/簿記1級・税理士科目簿財合格/経理の仕事・キャリアアップ・転職に関する有益な情報を発信!/経理パーソン向けキャリア相談・企業向け経理業務の効率化フォロー実施中(DMより受付)/経理の転職経験を生かし「経理転職エージェント特化サイト」を運営中

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