【日商簿記検定】最新版のテキスト・問題集を購入した方が良い?

本を持つ女性の画像です

簿記試験を始めるにあたり、テキストや問題集を友人から貰うことや中古で購入することを検討している人も多いと思います。

そのような事を検討している方は「最新版のテキストや問題集を使わなくても大丈夫なのか」という不安を感じていているのではないでしょうか。

そこで、今回は最新版のテキスト・問題集を購入する必要があるのかについて考えていきましょう!

A:結論から言えば、最新のテキスト・問題集を購入するべきです!

理由1.試験範囲が改正される可能性があるため

簿記の変更の画像です

このように簿記試験では頻繁に大小様々な試験範囲の改正が行われています。

特に2019年度の試験範囲の改正は、会計対象の変更が行われたことにより、簿記2級の範囲の一部が簿記3級に移行し、受講生にとって非常に大きな影響を与えました。

このような試験範囲の改正が行われた場合は、本来勉強しなくても良い範囲の勉強をしてしまったり、勉強するべき範囲の知識が不足してしまったりすることで合格への遠回りになってしまう可能性があります。

理由2.問題形式・内容の変更が行われたため

・簿記3級の問題形式

試験時間変更の画像です
問題数変更の画像です

2021年度はこのように試験時間や問題数が変更されました。

問題形式の変更は、今までよりも素早く正確に解答することが要求されるなど、本番対策に大きな影響を与えます。

・従来の簿記3級試験

従来の3級の画像です

・現在の簿記3級試験

現在の3級の画像です

主な変更点:

仕訳の配点が20点から45点に変更されたため、仕訳問題の勉強を行う重要性が上がりました。

従来の簿記3級試験では配点が大きかった第3問試算表の作成が出題されなくなりました。

このような問題形式・内容の変更を正しく理解した上で、テキストや問題集を選択することが合格するために大切になります。

特に問題集は本番の試験を想定して解くことが大切であるため、最新の試験形式に対応した問題集を利用したほうが良いです。

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まとめ

正しいテキストや問題集を使うことは日商簿記検定の合格への近道になります。

そのため、試験範囲の改定や問題形式の変更に対応している最新版のテキスト・問題集を使用することをおすすめします。

最新版のテキストを使用することで試験範囲に関する不安を持つことなく、勉強に集中することができ、短期合格することができます。

この記事に関してよくある質問

出題範囲が変わったことをどうやって知るのですか?

簿記試験の出題範囲は、商工会議所が毎年発表する「商工会議所簿記検定試験出題区分表」に記載されます。もちろん記事なども情報がまとめられていて読みやすいですが、一次情報として最も正確・早期に情報を得られるので、商工会議所のHPも日頃から利用するようにしましょう。

学習開始後に出題範囲が変更された場合はどうすれば良いですか?

学習開始後に出題範囲の変更があって教科書を途中まで進めていても、新しい出題範囲が反映された教材を手に入れましょう。しかし、これまで学習してきた教材も使い慣れているのであれば今後も利用したいです。そのため、変更があった箇所のみ新しい教材で学習し、変更のない箇所は今までの教材で学習を続けるなど、追加の負担を最小限に抑えるように工夫して学習すると良いです。

この記事を書いた人

CPAラーニング編集部

ライターCPAラーニング編集部

ライターCPAラーニング編集部

簿記・会計をこよなく愛するCPAラーニングコラムの編集部です。簿記検定に合格するためのポイントや経理・会計の実務的なコラムまで皆様に役立つ情報を提供していきます。

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