簿記の資格は初心者にも 比較的取りやすい資格として年齢を問わず人気があります 。いざ 「勉強を始めよう」 、「資格を取ろう」と思った時 、「何から勉強すればいいのか」、「難易度はどうなんだろう」などとわからないことが多いと思います。
この記事は、簿記の初心者に向けて 簿記とはどのようなものなのか 基礎の基礎から解説します。さらに、簿記試験の難易度や必要な勉強時間、勉強方法などのわからないこともわかりやすく解説しています。
簿記の勉強するときのポイントやおすすめ勉強方法も紹介しています。ぜひ、勉強を始める前に一読してください。
目次
簿記とは何か
簿記とは企業の営業 取引や経営活動を一定のルールに従って帳簿に記録、計算し整理する技術です 。
企業は、商品の仕入れや販売、広告宣伝や従業員への給料の支払い、銀行から借り入れなどさまざまな営業活動を行っていますよね。これらの活動を間違いなく帳簿に記入します。
日々の帳簿記録から財産の増加や減少がどのくらいあったかなど、日常の財産管理。そして、財務諸表(貸借対照表や損益計算書など)を作り、一定時点の経営成績、一定期間の財務状態を明らかにします。
簿記の知識があると、企業の経営に関しても役立ちます。
いつ簿記の知識が役立つか
簿記の知識があると、財務諸表(貸借対照表や損益計算書など)を読み解くことができます。
企業のホームページや四季報などで財務諸表を公表しています。就職や転職するとき、業績や財務状況を確認し、経営の安定している企業を選べますよ。
また、経理部門で働いてなくても役に立つんです。人事部門や総務部門でも、人件費や社会保険料の計算の役立ちます。
日々の取引を記録することが目的
簿記は、日々の取引を帳簿に記帳する日常的な財産管理も目的です。
現時点で企業が持っている財産、たとえば「現金はどれくらいあるの」「銀行からの借入金はどれくらいあるの」など総勘定元帳があれば、すぐに残高を確認することができますよ。
その財産が増加したのか減少したのか、また、どのような原因で増加したのか減少したのかも明らかになります。
日々の取引の仕訳をし、決算整理仕訳へと進んでいきます。実際の財産と照合することによって、財産の原因不明の増減や記帳もれがないかを確認してください。
万が一、企業の財産を公私混同していた場合、日々の帳簿の記帳をしていないと気付くことができないです。企業の財産、お金の流れを把握して、計画的な経営が望ましいですよね。
基本的な簿記の流れ
基本的な簿記の流れは、以下の通りです。
- 取引について勘定科目に振り分け、仕訳帳で仕訳をおこなう
- 仕訳した内容を総勘定元帳の各勘定へ転記する
- 総勘定元帳を集計し、仕訳や転記が正しいか試算表を作成し確認する
- 決算のための整理
- 期末に決算、決算書(損益計算書、貸借対照表)を作成する
ざっくりと流れを書きましたが、簿記には3つの前提条件があります。
- 企業実体の公準
- 継続企業の公準
- 貨幣的評価の公準
企業実体の公準とは、企業に関する取引だけを企業会計における記録・計算対象とします。経営活動に関係ないプライベートな費用は、対象にしません。
継続企業の公準とは、たとえば1月1日から始まって12月31日までの1年間というように、企業は半永久的に存在するため、人為的に区切ります。
貨幣的評価の公準とは、経営活動がおこなわれ、記帳するときにすべて貨幣数値という測定尺度を用いておこないます。
簿記試験の方式
簿記試験は、従来の紙でおこなう統一試験と、パソコンに解答を入力するネット試験があります。
統一試験は、従来通り試験会場に行き、鉛筆と消しゴム、電卓を使用し、解答用紙に解答を書き込むものです。
ネット試験を受ける場合は、商工会議所から会場、日時が指定された試験センターを選択します。試験センターに行き設置されたパソコンで解答を入力。
ネット試験というと、気軽に自宅でパソコンを使って試験を受けることを想像する方もいるかもしれませんね。自分で選択した試験センターに行っての受験になるので注意しましょう。
簿記試験を受けるためには、統一試験であってもネット試験であっても、事前の申し込みが必要です。申し込み方法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
簿記試験の申し込み方法は? 申し込み期間や直前対策も徹底解説!
なお日商簿記1級については、ネット試験に対応していないため注意が必要です。
ネット試験は通常の筆記試験とは違う受験形態であるため、ネット試験での受験に不安を感じている方もいるのではないでしょうか。以下の記事では、ネット試験についてより詳細に解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
簿記のネット試験とは?統一試験との違いや対策、注意点も解説
簿記検定試験は3種類
簿記検定試験は、3種類あります。
- 日商簿記
- 全経簿記
- 全商簿記
この中で日商簿記検定は知名度が高く、就職や転職には有利かと思われます。ここでは、この3種類の簿記試験の特徴をみていきましょう。
日商簿記
「日商簿記検定試験」が正式名称で、日本商工会議所と各地の商工会議所が主催しています。
試験は、5種類あります。
- 簿記1級
- 簿記2級
- 簿記3級
- 簿記初級
- 原価計算初級
一般的に知られているのは、簿記1〜3級で、3級から受験する方が多いです。2級と3級を同時受験される方もいますよ。
簿記初級は、簿記4級の廃止に伴って新設されました。
簿記学習を始めるときは3級からとよく言われますが、簿記初級から無理なく学習することも可能です。以下の記事では、簿記初級について詳細に解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
簿記初級とは?出題内容や簿記3級との違いなどを解説!
原価計算初級は、原価計算の基本的な考え方を問うものです。勉強する時間がないけど、原価計算の基本だけ知りたい方にはありがたいですね。
筆記試験の方式で解説したように、日商簿記検定の2級・3級には、筆記試験である統一試験だけでなく、ネット試験も可能となっております。ネット試験についてより詳しく知りたいは以下の記事を参考にしてみてください。
ネット試験の登場で日商簿記検定はどう変わる?統一試験(筆記試験)との違いやメリットを徹底比較!
全経簿記
「簿記能力検定」が正式名称で全国経理教育協会が主催する簿記試験です。
こちらも、試験は5種類あります。
- 簿記上級
- 簿記1級
- 簿記2級
- 簿記3級
- 基本簿記会計
全経簿記は、経理や会計の専門学校の学生が主な受験層となっています。全経簿記は、受験資格はありません。誰でも受験が可能ですが、知名度は日商簿記に劣ります。知名度や評価の高さを考えると日商簿記の取得をおすすめします。
全経簿記上級は、日商簿記1級と同じく、税理士試験の受験資格が与えられます。
全商簿記
「簿記実務検定」が正式名称で全国商業高等学校協会が主催する簿記検定です。
試験は4種類あります。
- 会計
- 原価計算
- 簿記2級
- 簿記3級
会計と原価計算の2つの科目に合格すると1級取得となります。
商業高校や商業に関する学科を設置している高校の生徒が主な受験層となっています。
高校生にとって、全商簿記の資格は進路決定、大学入試に役立つ資格。就職では経理の資格があると、事務などの採用試験に有利に働きます。全商簿記1級の取得を推薦入学の推薦基準としている大学が多いので、大学入試に有利ですね。
簿記試験の合格率や難易度は?
入試や就職や転職などを有利にしてくれる、人気のある簿記試験ですが、合格率や難易度が気になりますよね。
一概に簿記試験といっても、日商簿記、全経簿記、全商簿記と3種類あります。ここでは、知名度の高い日商簿記試験についてみていきましょう。
日商簿記試験も5種類の試験があります。3級から受験されることが多いので、1級〜3級の合格率と難易度について説明したいと思います。
簿記3級
直近の日商簿記3級の合格率をみてみましょう。
ネット受験や2022年6月の合格率をみると、2人受験すれば1人程度が合格する感じで、簿記1級に比べ比較的難易度は低い傾向になっています。難易度は低い傾向にありますが、計画的に適切な勉強方法と必要は勉強時間を確保して合格をめざしましょう。
3級統一試験 | 実受験者 | 合格者 | 合格率 |
2023年2月26日 | 31556名 | 11516名 | 36,5% |
2022年11月20日 | 32422名 | 9786名 | 30.2% |
2022年6月12 日 | 36654名 | 16770名 | 45.8% |
2022年4月から12月 | 実受験者 | 合格者 | 合格率 |
3級ネット試験 | 143909名 | 59694名 | 41.5% |
引用:商工会議所「簿記 受験者データ | 商工会議所の検定試験」
簿記2級
直近の日商簿記2級の合格率をみてみましょう。
簿記3級より難易度は上がっていますね。合格率は、20%代〜30%代です。10人受験すれば2〜3人合格。商業簿記だけでなく、2級から工業簿記の問題も加わります。工業簿記は、製造業などの原価管理や原価計算です。製造業などに携わっていない方にとってはイメージしにくいのでしょうか。また、問題数が増えるので、難易度が上がってしまうのでしょう。
2級統一試験 | 実受験者 | 合格者 | 合格率 |
2023年2月26日 | 12033名 | 2983名 | 24.8% |
2022年11月20日 | 15570名 | 3257名 | 20.9% |
2022年6月12 日 | 13118名 | 3524名 | 26.9% |
2022年4月から12月 | 実受験者 | 合格者 | 合格率 |
2級ネット試験 | 72643名 | 27390名 | 37.7% |
引用:商工会議所「簿記 受験者データ | 商工会議所の検定試験」
2級のネット試験の合格率は、2級の統一試験を比べると比較的高くなっています。そのため、簿記2級はネット試験で受験してみようと考えている方もいるのではないでしょうか。以下の記事では簿記2級のネット試験について詳細に解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
簿記2級のネット試験について解説!統一試験との違いや注意すべきこと
簿記1級
直近の日商簿記1級の合格率をみてみましょう。
簿記1級の合格率をみれば一目瞭然。簿記1級はほかの級に比べ、比較的に難易度が高くなります。試験内容の範囲も会計学が加わったりと、2級3級に比べぐっと広がります。専門の知識と技術を手に入れた実感は大きいでしょう。
丸暗記では1級の試験に太刀打ちできません。簿記1級を取得するには、応用力や実践力が必要です。1級は、高度な会計知識を持った熟練者です。
1級統一試験 | 実受験者 | 合格者 | 合格率 |
2022年11月20日 | 9828名 | 1027名 | 10.4% |
2022年6月12日 | 8918名 | 902名 | 10.1% |
引用:商工会議所「簿記 受験者データ | 商工会議所の検定試験」
日商簿記検定の1~3級の合格率について紹介しました。以下の記事ではより詳細に簿記検定の難易度を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
日商簿記試験の難易度は? 合格率や必要な勉強時間、おすすめの勉強方法も
簿記試験に合格するするために必要な勉強時間
簿記1級〜3級で難易度が異なるため、必要な勉強時間も異なります。
一般的には、下記の通りです。
- 簿記3級は100時間程度
- 簿記2級は、200~300時間
- 簿記1級は、600時間以上
また、どのような勉強方法かでも、異なってきます。独学や通信講座、オンライン講座、通学スクールなどの勉強方法が考えられますよね。
どうしても独学はほかの勉強方法に比べて時間がかかってしまいます。効率よく簿記資格を取得するには、カリキュラムが組まれた講座やスクールの方が時間短縮できるでしょう。
また、経理部門で働いていて資格を目指す方と、全く簿記を知らない初心者では、勉強の必要時間が異なってきます。簿記の用語、勘定科目などを覚えるのに時間がかかってしまうからです。
簿記の資格を取得するメリット
簿記の資格を取得するメリットは、以下の3つです。
- 就職に有利
- 信頼性の向上
- 財務諸表がわかるようになる
就職に有利と書きましたが、自分が選考を受けるか迷っている会社の財務諸表を見てみて、選考を受けるか決める。という使い方もできます。
就職に有利
簿記の知識は、会計や経理部門の就職だけでなく、金融関係の企業でも有利になります。また、ビジネスに必要な知識で、どのような仕事でも有用です。
転職活動では、日商簿記は知名度が高いので書類選考で大きな力を発揮できます。アピールポイントとして、3級より2級、2級より1級と級が進行するほど有利。2級以上が望ましいとされています。
簿記の資格を取得している人と取得していない人であれば、資格を取得している人のほうが採用されやすいですね。
以下の記事では、簿記2級と3級の違いについて解説しています。自分自身のキャリアに合った資格取得を成し遂げるために、ぜひ参考にしてみてください。
【キャリア】企業で求められるのは簿記2級以上?~3級との違いも解説~
信頼性の向上
簿記試験の資格がなくても経理業務などの仕事をおこなうことは可能です。今現在働いている企業でまわりから「できる人だ」と言われても、転職する場合は誰も証明してくれません。その時あなたの簿記のスキルを証明してくれるのが簿記試験の資格です。転職のときには資格を持っているとメリットがあります。
また、会計のことなどで説明や解説をするとき、簿記の知識があると、相手に理解してもらいやすいと感じました。簿記の資格を取得していると対外的に信頼性が向上するのでしょうね。
財務諸表がわかるようになる
財務諸表がわかるようになると、たいへん便利です。
経理部門に配属されなくても、役に立ちます。営業部に配属されたのであれば、新規で取引先を開拓するときに、ホームページや四季報で財務諸表を確認することもできます。人事部や総務部でも人件費や社会保険料の計算などたいへん役に立ちます。
簿記のおすすめ勉強方法は?
簿記試験の勉強方法は、以下のような方法が考えられます。
- 独学
- 通信講座
- オンライン講座
- 通学スクール
- CPAラーニング
コスト面では、独学ですが、効率的に学習したいのであれば講座やスクールでしょう。おすすめは、最後のCPAラーニングです。わかりやすい動画教材を無料で提供してくれますよ。
テキストを何度も読む
それでは、簿記の勉強を始めましょう。
- テキストを読む
- 問題を解く
- 間違えたり、わからなかった問題はテキストを読み返す
はじめてテキストを読むとき、内容が理解できなくてもかまいません。なんとなく全体像をつかむ感じで、内容が理解できなくてもさらっと読み進めてください。
読み終えたら、問題を解きましょう。わからなかったら、解答の解説とテキストに戻って理解します。このパターンを繰り返すことで、テキストを何回も読むことができます。
問題集を回転させる
問題集は一通りやったら終わりではありません。何回も繰り返し解くことをおすすめします。何回も解くと、わかりにくい問題、間違えやすい問題など、どのような問題が苦手なのかもわかってきます。
何回も解いていると解答を暗記してしまうので、解き方、解答の導き方を意識してほしいです。苦手な問題を解いた後、解説とテキストを確認するとより理解が深まります。
過去問を解く
簿記試験の試験時間は、以下の通りです。
- 【1級】前半後半、各90分
- 【2級】90分
- 【3級】60分
2021年から2級、3級は試験時間が短縮されました。正確性とスピードが求められています。時間配分は大切ですね。
過去問を使って、試験時間内に解答できるか解いてみましょう。本番の試験は何が起こるかわかりません。余裕で試験時間内に解答できるよう、時間配分の練習をしておきましょう。
以下の記事では、簿記試験の本番において時間が足りないときの対処法を解説しています。また、当日の注意点なども記載しているので、試験を前に参考にしてみてください。
【必見】簿記検定で時間が足りない時の対処法!その他当日気を付けるべきことを紹介!!
簿記はどのような人に向いている?
簿記の知識はあらゆる仕事に有用とはいえ、簿記といえば経理部門を想像するでしょう。企業で経理部門は営利を生む場所でないので、裏方にあたります。
経理の仕事の評価はけっこう難しく、営業のように数字で明確に成果が出る訳ではないので、数字で評価されることは少ないかもしれません。自分のモチベーションを自分で管理できる人は向いているでしょう。
また、日々の取引を帳簿に記帳する日常的な財産管理が目的の簿記なので、コツコツと努力を続けられる人も向いているでしょう。
簿記試験は独学でも合格できる
簿記試験1級は2級3級と比べ合格率も低く、合格できない人のほうか圧倒的に多い難関資格です。ですが、簿記試験1級〜3級は独学でも合格できます。
合格するための必要な勉強時間は、簿記3級は100時間くらい、簿記2級は、200〜300時間、簿記1級は、600時間以上。独学で合格をめざすには、1級はとくに効率よく勉強しなくてはなりません。
資格取得のネックは、勉強時間を工面することです。勉強時間を少しでも短縮したい場合には、講座などを考えるとよいでしょう。CPAラーニングでは、無料の動画講座を提供しています。無料なので、「わかりにくい」「自分には向いていない」と思えば、すぐにやめられるので、お試しください。
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簿記初心者が注意するべきポイント
簿記初心者が勉強をするときに注意するポイントは、以下の通りです。
- 暗記だけに頼らない
- 毎日コツコツと勉強をする
勘定科目など暗記しなくてはならないものもあります。しかし、解答は、導き出し方を理解するように心がけてください。
時間がないときは、1問だけでも問題を解いてみましょう。毎日、簿記に触れると良いですよ。
また、勉強の成果を試験本番で発揮するためには、事前の準備が必要不可欠です。以下の記事では、受験の持ち物および準備について詳細に解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
日商簿記検定試験(筆記試験・ネット試験)の持ち物、準備について!
勘定科目がどの項目に属するか気を付ける
日々の経営活動を5つの要素に分けて記録、計算、整理をします。
- 【資産】現金、商品、一定金額を受け取る権利の債権など
- 【負債】買掛金、借入金など一定金額を支払わなくてはならない義務など
- 【純資産】資本金や評価換算差額など、資産と負債の差額
- 【収益】売上、受取利息など経営活動によって結果として資本の増加の原因となることがら
- 【費用】給料、交通費など経営活動によって結果として資本の減少の原因となることがら
過去問を積極的に解く
過去問は、早めから活用してください。勉強の仕上げのつもりで比較的、最後にためがちです。
できれば、テキストを1周したくらいから、過去問に挑戦してみましょう。過去問は、実際の試験で出題された問題なので、解答の導き出し方は完璧に理解すると良いですよ。
また、1回分の過去問を試験時間を意識して、通しで解くこともおすすめです。通しで解くと、時間配分の練習にもなります。
基本的な知識をしっかりおさえる
簿記はどのような流れかは、上記に書きました。再度、おさらいしましょう。
- 日々の取引を仕訳
- 総勘定元帳に転記
- 試算表の作成
- 決算整理
- 締め切る、決算書作成
決算書の作成がゴールになります。1〜5の流れを簿記の一巡といいます。
試算表を作成するときに、記帳漏れや間違えに気づくことがありますが、日々の仕訳を間違ってしまうと決算書も違います。日々の仕訳は、地味ですがたいへん重要なので基本的な知識はしっかりとおさえてください。
基本的な問題は完璧にする
どうしても、難しい問題を解こうとしがちです。しかし、難しい問題は、基本的な問題を応用したものです。試験問題は、難しい問題ばかりではないです。
基本的な問題を完璧に理解していないと、難しい問題を解くことはできません。あいまいな知識は、基本的な問題の解答率を下げてしまいます。
応用力をつけるには、難しい問題に対応するには、基本的な問題を完璧に理解しましょう。
完璧を求めない
財務諸表を作成する問題においては、完璧を求めないでください。基本的に借方・貸方の合計が一致していれば全問正解のケースが多いです。借方・貸方が一致しなくても部分的に合っていれば、部分点がもらえ0点ではありません。
採点の対象となっている箇所の数字があっていれば良いです。部分点を積み上げるイメージ。間違っていても、その箇所が採点対象になっていなければ、点数には関係ないです。
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まとめ
タイトル通り、簿記とは何か、基本的なことから、簿記試験の合格率、難易度、必要な勉強時間を説明しました。
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