【2023年度】簿記2級の試験日は?試験内容や申込み方法も解説

簿記2級の試験日の画像です

簿記2級の試験は、基本的には実務において必要とされる簿記の知識や技能が問われるものです。試験時間は90分で、問題は多肢選択式と記述式が混合されて出題されます。

問題の難易度は、簿記の基礎的な知識から応用的な問題まで幅広く出題されるため、試験を受ける人は広い範囲の知識を身につけて臨む必要があります。また、計算問題が多く出題されるため、正確かつ迅速な計算能力も求められます。

一方で、実務に即した応用的な問題も多く出題されるため、簿記の知識を実務で活用できるかどうかも問われます。全体的には、簿記2級の試験は、簿記の基礎知識と実務での適用力を問われる、実践的な試験といえますね。

また以下の記事では、簿記2級の試験の基本情報について解説しています。簿記2級とはどのような資格か知りたい方、もう一度確認したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
簿記2級はどんな資格?必要な勉強時間や合格率、勉強方法も紹介

2023年の簿記2級試験日

簿記2級の試験は、毎年6月と11月、2月に実施されています。試験会場は全国各地にあり、受験希望者は事前に申し込みをして受験する必要があります。試験は、選択式の問題が中心で、基礎的な簿記知識や会計処理に関する問題が出題されます。試験時間は90分で、合格基準は70点以上です。試験に合格することで、簿記の基礎知識が身についたことを証明し、就職やスキルアップに役立てることができます。

そして、2023年度(2023〜2024年)の簿記の試験は3回実施されるので、その日程を紹介します。

簿記2級試験日の画像です

2023年度の簿記試験は以上のようになります。注意が必要なのは簿記1級の資格試験は年に2度しかないということです。仮に簿記1級にチャレンジしようと思っている人は確認しておきましょう。

簿記2級の試験について知っておくべきこと

簿記2級の試験は、会計の基礎的な知識と技能があることを証明する資格試験です。主に、会計処理や仕訳、決算処理、財務諸表の作成などが出題されます。試験は複数の選択問題と記述問題から構成されており、受験資格はありませんが、簿記3級以上の知識が必要とされます。

そこで、簿記の試験を受ける前に知っておくべきことを4点ほどピックアップしました。

簿記2級について知るべきことの画像です

以上が知っておくことになります。それぞれの項目については後々解説するので、ここでは試験における共通した重要事項について簡単に触れておきます。

簿記の試験では、財務諸表の作成や会計処理の基礎を理解することが重要です。試験では、勘定科目の種類や帳簿の作成方法、仕訳帳や決算書の読み方などが出題されます。

また、試験では、計算問題が多く出題されるため、正確な数字の扱い方や計算方法を熟知することが求められます。

さらに、実際の経理業務で必要とされる論理的思考力や問題解決能力も重要です。試験勉強では、過去問の解き方を学ぶことで試験対策を行い、合格に向けた準備をすることが大切ですね。

試験概要

簿記の試験は、財務会計の基本的な原則や方法を理解し、それを応用して会計帳簿の作成や財務諸表の作成方法を判断することが求められる試験です。

まず受験資格は、一般的には制限がなく、年齢や学歴に関係なく誰でも受験できます。ただし、試験レベルに応じた簿記の知識が必要です。また、一部の試験では、簿記の実務経験が必要とされる場合があります。

次に受験料は級ごとに変わり、受験料とは別に事務手数料の550円(税込み)も発生します。しかし、インターネットで申し込んだときはそれぞれの商工会議所によって料金が異なります。

各級受験料
1級受験料7,850円(税込み)
2級受験料4,720円(税込み)
3級受験料2,850円(税込み)

そして、簿記の試験会場は、一般的には都市部や大学などの教育機関で行われます。試験会場には、座席番号が割り当てられ、試験開始前に受験者は身分証明書を提示して受付を済ませます。試験官の指示に従い、試験時間内に試験用紙に解答し、試験終了後には試験監督者が回収します。試験会場は静粛な空間であり、試験中には通話や電子機器の使用は禁止されています。

試験内容

簿記の試験は、企業の財務状況を記録・分析するための会計処理の方法や原則、財務諸表の作成方法などに関する知識を問う試験です。

また、貸借対照表や損益計算書などの財務諸表の作成方法も重要な問題の一つです。簿記2級の試験内容は、​商業簿記と原価計算を含む工業簿記が出題されます。

​商業簿記には、​購買活動や販売活動など企業外部との取引を正確に記録・​計算する技能が含まれます。​工業簿記には、​商品を作成するためにどれだけのコストがかかったのかを求める原価計算が含まれます。​簿記2級は、​3級よりもより範囲の広い商業簿記の知識に加え、​工業簿記の範囲も出題される検定です。​

合格率

簿記2級は、簿記2級に合格することで、簿記の基礎的な知識や会計処理のスキルがあることが認められます。

簿記2級の合格率は、毎年度変動しますが、一般的には20〜40%前後の合格率となっています。この合格率は、簿記2級に挑戦する受験者数や難易度、試験の出題範囲や出題形式などによって影響を受けます。

簿記2級の合格には、簿記の基礎的な理解や応用力が必要です。そのため、独学で勉強する場合でも、簿記の基本書籍をしっかりと読み込んで、実務に即した問題演習を行うことが大切です。また、予備校や通信講座などの受講も、合格率向上につながることが多いです。

簿記2級の合格率は、高難易度といえます。合格には、しっかりとした学習計画を立て、着実に知識や技能を身につけることが大切です。

以下の記事では、簿記2級の難易度についてさらに詳細に解説しています。是非参考にしてみてください。
簿記2級の難易度とは?独学で合格可能なのか、合格率なども紹介

必要な勉強時間

簿記2級の合格に必要な勉強時間は、個人差があるため一概に言えません。しかし、一般的には150〜200時間程度の勉強が必要と言われています。

この時間は、簿記の基礎知識から応用まで幅広く学習する必要があるため、継続的な勉強が必要です。具体的には、簿記の理論や仕訳帳の作成などを学ぶ必要があります。

また、勉強時間を効率的に使うためには、短時間で集中的に勉強することが重要です。また、過去の試験問題を解いたり、模擬試験を受けたりすることで、自分の理解度を確認することができますね。

簿記2級の合格に必要な勉強時間は、個人の学習スタイルや能力によって異なりますが、目安として150〜200時間程度の勉強が必要とされています。勉強時間を効率的に使うためには、集中的に勉強することや過去の問題を解くことが大切です。

以下の記事では、簿記2級を取得するために必要な勉強時間を詳細に紹介しています。是非参考にしてみてください。
簿記2級はどんな資格?必要な勉強時間や合格率、勉強方法も紹介

簿記2級試験の申込み方法は?

申込みの画像です

申込み方法

簿記2級の試験に申し込むには、各商工会議所によって異なりますが、一般的な以下の手順を実行する必要があります。

  1. 簿記2級の試験を実施している団体である日本商工会議所のホームページを開きます。
  2. 「簿記・財務諸表検定」のボタンをクリックします。
  3. 「受験生の方へ」をクリックし、簿記2級の試験に関する情報を確認します。
  4. 情報を確認したら、「試験日程・会場案内」をクリックします。
  5. 受験したい日程と会場を選択し、クリックします。
  6. 「受験申込みはこちら」をクリックし、必要事項を入力します。必要事項には、氏名や住所、学歴や職歴などが含まれます。
  7. 入力が完了したら、「確認画面へ進む」をクリックし、入力内容を確認します。確認が終わったら、「申し込み」をクリックします。
  8. 受験票が自動的に発行されます。

受験票は、申し込み時に入力したメールアドレスに送信されます。受験票には、試験日程と会場、受験番号などが記載されています。

以上が、簿記2級の試験に申し込む手順です。しっかりと手順に従って申し込みを行い、試験に備えましょう。

申込み期間

簿記2級は、日本商工会議所が実施する資格試験の1つで、会計や簿記に関する知識を問う試験です。簿記2級の申し込み期間は、一般的に毎年3回実施されます。

具体的には、春期試験の申し込み期間は、約10月下旬から約11月下旬までの約1か月間です。一方、秋期試験の申し込み期間は、約5月下旬から約6月下旬までの約1か月間です。そして、冬の申し込み期間は約1月下旬から約2月下旬です。

申し込み期間は試験の開催時期によって異なるため、試験日程を確認し、申し込み期間を逃さないように注意が必要です。また、試験の申し込みは、日本商工会議所のウェブサイトや各地の商工会議所で行うことができます。

簿記2級は、就職や転職などで役立つ資格であり、多くの人が取得を目指しています。申し込み期間に注意し、しっかりと準備して試験に臨むことが重要ですね。

簿記2級試験を受験する流れ

簿記2級を受験する流れは以下の通りです。まず、試験日程を確認し、受験申し込みを行います。次に、教材や問題集を用いて勉強を進め、試験当日に向けて準備を整えます。試験は複数回あるため、合格しなかった場合は再度受験することができます。合格した場合、合格証書が発行されます。

簿記の試験を受験する上で、忘れがちなことや注意すべきことについて以下の項目でそれぞれ見ていきましょう。

身分証明書・筆記用具をもっていく

簿記2級の受験では、身分証明書と筆記用具を持参することが非常に重要です。身分証明書は、受験者の本人確認に使用されます。試験当日に身分証明書を忘れた場合、受験ができないことがあります。

また、筆記用具は、試験問題に回答するために必要不可欠なものです。試験会場で用意された筆記用具を使用することもできますが、自分が使い慣れたものを使うことで、試験中のストレスを軽減することができます。受験当日は緊張することが予想されるため、前もって身分証明書と筆記用具を用意しておくことで、スムーズに受験を行うことができますね。

さらに、ネット試験だからといって、身分証明書と筆記用具がいらないとは限りません。そのため、統一試験、ネット試験問わずきちんと準備しておくことをおすすめします。

電卓を忘れない

簿記2級の試験は計算問題が多いため、電卓は必要不可欠なアイテムです。しかし、受験者が電卓を忘れる理由としては、試験の準備をするときに電卓を用意することを忘れてしまうことが多いです。また、試験当日に慌てて会場に行くときに、電卓を忘れることがあります。

電卓を忘れると計算が手計算で行わなければならなくなり、時間がかかってしまいます。また、手計算のミスが起こりやすく、計算ミスによって得点を落としてしまうこともありますね。

電卓を忘れないようにするためには、試験前に必要なアイテムをリストアップし、必要なものを確認することが大切です。試験前日に必要なものをまとめて準備しておくと、試験当日に慌てることがなくなります。

試験委員の指示に従って、試験を受ける

簿記2級の試験では、試験委員からの指示に従うことが非常に重要です。試験委員は、試験の運営や試験問題に関する権限を持っており、試験が公正かつ正確に行われるように監督しています。指示に従わないことは、試験の運営に支障をきたし、試験結果に影響を与える可能性があります。

また、指示に従うことは、試験の公平性を守り、他の受験者との公正な競争を促進することにもつながります。そのため、試験中は試験委員からの指示に従い、試験を適切に受験することが重要です。

合否を確認する

簿記2級の合否を確認するには、試験結果を受け取った後、合格か不合格かが書かれた通知書を確認する必要があります。通知書には試験日や得点、合格基準点などが記載されており、自分の成績と合格基準点を比較することで、合否を確認することができます。試験結果に不服がある場合は、再度受験することもできますが、試験日程や受験料などに注意する必要があります。

ちなみにネット試験の場合は一般的な統一試験と比べて、ネットを通じて合否が処理されるので開示が早くなっていることが多いです。

簿記2級の試験は、実務で必要な知識や技能を評価するためのものであり、合格することで就職や転職などのキャリアアップにつながることがあります。試験勉強を継続し、合格への道を目指しましょう。

簿記2級試験の会場は?

試験会場の画像です

簿記2級の試験会場は、ネット試験なら、テストセンター、統一試験なら商工会議所になります。試験当日は、事前に届けられた受験票と身分証明書を持参し、指定の受付で受験手続きを行います。

試験室は教室や会議室で、座席番号が割り振られます。試験時間中は、スマートフォンや携帯電話、時計などの電子機器の使用は禁止されています。また、試験終了後は、試験監督の指示に従って試験室を退室し、受験票を回収します。試験結果は、試験日から約1か月後に通知されます。

また、自分の地域の試験会場がどこになるのか気になる人は、市町村区の商工会議所のサイトから簿記の試験会場をチェックすると良いでしょう。

簿記3級から1級まで学ぶならCPAラーニング!完全無料なのに合格者が続出する理由とは!?

学習費用は0円!CPAラーニングで簿記検定に合格しよう

「経理の仕事で簿記の知識が必要だが、独学では勉強が続かない」

「転職活動のために簿記資格を取得したいが、どの様に勉強すればよいかわからない」

このように、簿記の資格を取得しようと考えているが、あと一歩踏み出せず簿記の学習を開始できないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのような方には、CPAラーニングの簿記講座がおすすめです。

CPAラーニングは、簿記や経理実務などの800本以上の講義が無料で見放題のeラーニングサイトです。

CPAラーニングの簿記講座では、3級から1級までの講義の受講やテキスト、模擬試験までもがすべて無料で利用することができます。

つまり、学習費用が0円で、簿記検定の合格まで目指すことができるのです。

CPAラーニングの利用は、ローリスク・ハイリターンであるため、気軽に簿記の学習を始めることができます。

なぜCPAラーニングの簿記講座で合格できるのか

簿記の知識を正しく「理解」できる

「テキストの問題を何回も解いたのに、試験の問題は解くことができなかった。」

簿記検定に関わらず、今までこのような体験をした方も多いのではないでしょうか。

その原因としては、解答に必要な知識を「理解」せずに、ただ暗記していたことにあります。

CPAラーニングの簿記講座では、問題の解き方だけでなく、なぜそのような処理となるのか、なぜその勘定科目が発生するのかというところまで説明します。

そのため、講義で説明された論点の会計処理について「理解」することができ、試験の問題にも対応することができます。

講師が公認会計士またはプロの実務家

CPAラーニングの講義は、公認会計士プロの実務家などが担当しています。

公認会計士には、大手公認会計士資格スクール(CPA会計学院)の講師も含まれており、解説のわかりやすさには、定評があります。

また、プロの実務家の講師は、業界の最前線で活躍してきた方々なので、具体的な業務に結びつけた解説が「理解」の手助けとなります。

スキマ時間に勉強しやすい

CPAラーニングなら、お手持ちのスマートフォンやタブレットで学習が完結します。

最近リリースされた公式アプリでは、講義動画のダウンロード・オフライン再生が実装されました。

これにより、いつもの通勤・通学時間を活用して、効率的に学習を進めることができます。

CPAラーニングが完全無料で利用できる理由

CPAラーニングは、「日本の会計リテラシーを底上げしたい」という思いから始まったサービスです。

より多くの方にご利用いただきたく無料でご提供しております。

そのため、CPAラーニングのすべてのコンテンツ(講義の視聴、テキスト・レジュメのダウンロード、模擬試験など)が完全無料で利用できます。

登録受講者数は40万人を突破

CPAラーニングの登録受講者数は40万人を突破しました。

「CPAラーニングを使って簿記に合格しました!!」という喜びの声をX(旧Twitter)で日々頂いています。

CPAラーニングで簿記検定に合格した方の声

メールアドレス登録だけで全コンテンツが利用可能

CPAラーニングは、メールアドレス登録だけで、全てのコンテンツをすぐに利用することができます。

課金や、機能制限などはございません。

「簿記の学習を今すぐ始めたい」「簿記の勉強を始めるべきかずっと悩んでいる」とお考えの方はCPAラーニングをぜひご利用ください。

CPAラーニング 公式サイト

このコラムを読んでいるあなたにおすすめのコース

まとめ

簿記2級の具体的な試験の申し込みから試験後の合格発表の流れや合格するための目安の時間などを解説してきました。簿記2級は簿記3級に比べると難易度が上がるので、それなりの勉強時間が必要になってきます。そこで「CPAラーニング」という学習ツールを活用することによって、時間がない人でも効率的に勉強を進めていけますね。

また、CPAラーニングのような学習ツールだけでなく、試験当日の心構えもとても大切で、本場で学習してきた成果を十分に発揮できるように、普段から本番を想定した勉強を進めていくことも大切になってきます。

最後に、この記事があなたの理解を深めることができたのなら、幸いです。

この記事を書いた人

CPAラーニング編集部

ライターCPAラーニング編集部

ライターCPAラーニング編集部

簿記・会計をこよなく愛するCPAラーニングコラムの編集部です。簿記検定に合格するためのポイントや経理・会計の実務的なコラムまで皆様に役立つ情報を提供していきます。

この記事に関連するタグ

関連記事

   無料で簿記・経理の講義を視聴する