例年、就職や転職を目指す方に簿記2級や宅建士の資格は大変人気です。
この両者は比較されることも多く、「どちらを取るべきか?」、「どちらの方が簡単なのか?」、「両方取る意味があるのか?」などの疑問をよく耳にします。
当コラムでは双方の資格を保持している筆者によって、両者を比較し、これらの疑問を解
消していきます。
資格に興味のある方には必見の内容ですのでぜひご覧ください。
【結論】
・就職関連で役に立つのは、圧倒的に簿記2級
・取得しやすいのは、簿記2級
・特別な事情がない限り、両方取る意味は無い
以下の記事では、簿記資格取得者のキャリアプランについて解説しています。簿記資格を取得した方あるいは取得を考えている方は是非参考にしてみてください。
簿記資格取得者の王道キャリア ~具体的なキャリアプランも解説~
目次
1.簿記2級と宅建士の概要まとめ
※ 赤 = より有利な内容
2.難易度比較
①取得のしやすさ
簿記2級が圧倒的に取得しやすいです。
宅建士が年に1回しか試験がないのに対して、簿記2級は年中受験できるため、チャンスが無数にあるからです。
②出題形式の難易度
宅建士の方が若干簡単です。
簿記2級に関しては、一部仕訳問題などの選択式があるものの、基本は自分で計算して記述する形になるのに対して、宅建士は全問がマークシートの選択問題なため、適当に回答しても正解して合格に繋がる可能性が有り得るからです。
※ 簿記も解き方を理解し、覚えていれば問題に解答することはそこまで難しくないため、若干宅建士の方が簡単という表現をしています。
③問題の難易度
宅建士の方が簡単です。
簿記2級に合格するためには、商業簿記及び工業簿記といった皆さんにとって馴染みのない学問を1から学ぶ必要があります。
また、理解が大事になるため、暗記に頼った学習方法では上手くいかないケースが多々あります。
さらに、商業簿記と工業簿記は内容も全く異なるため、勉強の仕方や覚え方に差が出てきます。
一方で、宅建士の場合は学ぶ内容が全て法律の科目であり、理解より暗記が大事になります。
さらに、色々な範囲の法律が出題されるだけですので、勉強の仕方や覚え方に大した差異は無いです。
以上を踏まえて、宅建士の方が簡単と言えます。
④就職・転職に有利なのは、、、?
間違いなく簿記2級です。
なぜなら、宅建士は不動産系の会社でしか使えない資格であるのに対して、簿記2級は、不動産系に限らず全ての会社で使える資格だからです。
会社を例えるならば「お金を稼ぐ箱」です。
つまり、どんなに小さい会社でもお金の流れを記録管理する経理業務や数字を読んで分析を行える能力は必要になります。
だからこそ、簿記の勉強をすれば全ての会社で活躍する機会を得られると言えます。
尚、簿記2級及び宅建士の資格を両方取る意味は無いです。
不動産会社で経理をする場合のみ必要となるかもしれませんが、稀なケースですね。
3.最後に
今回は、簿記2級と宅建士の資格を就職・転職で役立つかどうかという観点をメインに比較しました。
圧倒的に就職・転職で役立ち、且つ、取得のしやすい簿記2級はお勧めの資格です。
資格取得に興味があり、簿記2級と宅建士のどちらを目指すかで悩んでいる方は、ぜひ簿記2級を目指してみてはいかがでしょうか。
簿記3級から1級まで学ぶならCPAラーニング!完全無料なのに合格者が続出する理由とは!?
学習費用は0円!CPAラーニングで簿記検定に合格しよう
「経理の仕事で簿記の知識が必要だが、独学では勉強が続かない」
「転職活動のために簿記資格を取得したいが、どの様に勉強すればよいかわからない」
このように、簿記の資格を取得しようと考えているが、あと一歩踏み出せず簿記の学習を開始できないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方には、CPAラーニングの簿記講座がおすすめです。
CPAラーニングは、簿記や経理実務などの800本以上の講義が無料で見放題のeラーニングサイトです。
CPAラーニングの簿記講座では、3級から1級までの講義の受講やテキスト、模擬試験までもがすべて無料で利用することができます。
つまり、学習費用が0円で、簿記検定の合格まで目指すことができるのです。
CPAラーニングの利用は、ローリスク・ハイリターンであるため、気軽に簿記の学習を始めることができます。
なぜCPAラーニングの簿記講座で合格できるのか
簿記の知識を正しく「理解」できる
「テキストの問題を何回も解いたのに、試験の問題は解くことができなかった。」
簿記検定に関わらず、今までこのような体験をした方も多いのではないでしょうか。
その原因としては、解答に必要な知識を「理解」せずに、ただ暗記していたことにあります。
CPAラーニングの簿記講座では、問題の解き方だけでなく、なぜそのような処理となるのか、なぜその勘定科目が発生するのかというところまで説明します。
そのため、講義で説明された論点の会計処理について「理解」することができ、試験の問題にも対応することができます。
講師が公認会計士またはプロの実務家
CPAラーニングの講義は、公認会計士やプロの実務家などが担当しています。
公認会計士には、大手公認会計士資格スクール(CPA会計学院)の講師も含まれており、解説のわかりやすさには、定評があります。
また、プロの実務家の講師は、業界の最前線で活躍してきた方々なので、具体的な業務に結びつけた解説が「理解」の手助けとなります。
スキマ時間に勉強しやすい
CPAラーニングなら、お手持ちのスマートフォンやタブレットで学習が完結します。
最近リリースされた公式アプリでは、講義動画のダウンロード・オフライン再生が実装されました。
これにより、いつもの通勤・通学時間を活用して、効率的に学習を進めることができます。
CPAラーニングが完全無料で利用できる理由
CPAラーニングは、「日本の会計リテラシーを底上げしたい」という思いから始まったサービスです。
より多くの方にご利用いただきたく無料でご提供しております。
そのため、CPAラーニングのすべてのコンテンツ(講義の視聴、テキスト・レジュメのダウンロード、模擬試験など)が完全無料で利用できます。
登録受講者数は40万人を突破
CPAラーニングの登録受講者数は40万人を突破しました。
「CPAラーニングを使って簿記に合格しました!!」という喜びの声をX(旧Twitter)で日々頂いています。
CPAラーニングで簿記検定に合格した方の声
メールアドレス登録だけで全コンテンツが利用可能
CPAラーニングは、メールアドレス登録だけで、全てのコンテンツをすぐに利用することができます。
課金や、機能制限などはございません。
「簿記の学習を今すぐ始めたい」「簿記の勉強を始めるべきかずっと悩んでいる」とお考えの方はCPAラーニングをぜひご利用ください。
このコラムを読んでいるあなたにおすすめのコース
簿記2級と宅建士の比較に関するよくある質問
簿記2級と宅建士の違いは何ですか?
簿記2級と宅建士は、それぞれ異なる分野の資格です。簿記2級は、企業の経理業務に必要な知識・技能を有することを証明する資格であり、宅建士は、不動産に関する法律や知識に精通した専門家の資格です。
出題形式は異なりますか?
簿記2級に関しては、一部仕訳問題などの選択式があるものの、基本は自分で計算して記述する形になるのに対して、宅建士は全問がマークシートです。
簿記2級と宅建士どちらがおすすめですか?
圧倒的に就職・転職で役立ち、且つ、取得のしやすい簿記2級です。