SUMMARY ベンチャー企業の概要
特徴
キャリア名鑑では「中小企業」と区別するため、IPO(新規株式公開)準備企業を「ベンチャー企業」としています。ベンチャー企業は担当業務が多岐にわたり、自身の職種以外の業務が増えることもあるため、多くの知識や経験が蓄えられます。
そのため、ベンチャー企業では、かなり忙しくなることが予想されます。IPO準備の進捗状況によっては、1年間を通してずっと繁忙状態になることもあります。一方で、少しでも優秀な人材を獲得できるように、働きやすさを重視した人事制度を取り入れている企業も多くあります。なかでも、フレックスタイム制度やリモートワークなど、柔軟な働き方を導入している企業も多数あります。
また、ベンチャー企業の大きな魅力の1つとして、ストックオプション制度があげられます。これは、従業員や役員が自社株をあらかじめ定められた価格で取得できる権利のことです。その付与数や、仮に上場した場合の将来的な株価の上昇によっては、数百万~数千万円、役員であれば数億円にも及ぶ時価に変動する可能性を秘めた、非常に夢のある制度です。
評価されるスキル
日商簿記2級・1級、公認会計士や公認会計士試験の合格者など、高度な会計スキルが評価されます。
また、ベンチャー企業では即戦力となる人材を求める傾向にあるため、IPO準備企業での実務経験や、同業界への知識も評価されます。一方で、論理的思考力やコミュニケーション能力、目標達成能力、サービスや業界への高い関心と勉強意欲など、総合的に高い能力があれば、実務経験がない中でも、ポテンシャルが評価されてチャンスをつかむことができます。