SUMMARY 大手上場企業の概要
特徴
大手上場企業の場合、担当業務によってチームや部署が分かれていることが多いです。例えば、「経理部」「財務部」「税務部」「内部監査部」「経営企画部」のような部署があり、部内でも組織が細分化されているため、各特定分野の業務を専門的に行っているケースが多くなっています。
働く環境としては、適切な人員配置が行われていれば、残業がほとんどない場合もあります。また、十分な休日数に加えて、リモートワークやフレックスタイム制度が導入されているケースも多いため、ワークライフバランスを整えることも可能です。さらに、福利厚生制度や各種手当も豊富に揃っているので、長期就業を望まれる方に魅力的な環境といえます。
また、上場企業の人材採用では、上場企業経験の有無を重視する傾向もあるので、上場企業から上場企業への転職という形で、よりレベルの高い会社へ移ってキャリアアップを図ることも可能です。
評価されるスキル
日商簿記2級・1級をはじめ、公認会計士や税理士のような高度な会計スキルが評価されます。また、大手上場企業は、海外子会社とのやりとりが必要な場合もあるので、英語でのコミュニケーションスキルが強みになります。最近では、IFRS(国際会計基準)を導入している大手上場企業も増えてきているため、経理部の方はIFRSの知識や業務経験があると、幅広く活躍することができます。また、チーム内外や子会社とやりとりする機会が多いため、コミュニケーション能力や論理的思考も求められます。