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CATEGORY 上場子会社

上場子会社の職種や特徴を紹介しています。職種名を選択すると、その職種の詳細情報を見ることができます。

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SUMMARY 上場子会社の概要

特徴

上場子会社とは、上場している親会社からの出資があり、経営の支配権をその親会社が持つ会社のことです。
例えば、ソニーグループは約1,500社(2022年3月31日現在で連結子会社は1,448社)もの子会社を有していますが、この1,500社は実質すべて親会社であるソニーが支配権を持っています。つまり、ソニーグループが連結決算をする時、この1,500社のデータを取りまとめ、決算内容を発表することになります。
上場子会社においては、子会社自身が上場していないとしても、上場企業である親会社に求められる基準に則った業務を行う必要があります。そのため、上場企業により近いレベルの経験を積むことができるので、自身の市場価値を上げることが可能になります。
また、上場基準の業務が求められるとはいえ、経理では親会社のように開示業務や株主総会対応などの必要はなく、残業も比較的少ない環境であることが多いです。それでいて、人事制度や福利厚生は親会社に準ずるケースも多く、リモートワークやフレックスタイム制度などが導入されていたり、各種手当が揃っていたりするので、安定して長期就業を望む方には魅力的な環境といえるでしょう。
一方で、親会社に比べると年収水準が低くなるケースや、親会社からの出向者により部長クラス以上の役職が埋まり出世が期待できないケースがあるなど、子会社ならではのデメリットもあります。

評価されるスキル

上場企業に求められる会計基準に則った業務を行う必要があるため、会計に関するやや高度な知識が必要です。日商簿記2級程度の知識をベースに、1級レベルの知識も有しているとよいでしょう。また、業務の中でExcelを用いる機会も多いため、基本的なPCスキルも必要になります。

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